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夏も終わりですね

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菅です。

今年の夏もFUJI ROCKとRISING SUNに参加させて頂いた。

FUJI ROCKも、RISING SUNも、去年とは違う演出や工夫をされていて
毎年頭が下がる思いでお邪魔している。

特に今年のRISING SUNは本当に楽しく過ごさせて頂いた。

日本にこんな素晴らしいロックフェスがあるということを嬉しく思いながら、
荒吐ではこの先どんなことが出来るだろうと考えたりしていたが
今のところ、画期的なことはまだ何も思い浮かばない。

今週、機会あって
是枝裕和監督の「大丈夫であるように」という、
来年正月公開予定の映画の試写会に行ってきた。
この映画は、去年開催されたCoccoのきらきらツアーを追ったドキュメンタリー取材だ。

この映画を観て、去年のCoccoのツアーの中での
07年12月12日の青森公演の重要性を改めて感じさせられた。

彼女がツアーを行おうと思ったきっかっけは、
青森県・六ヶ所村に住むファンの方からの手紙だったそうだ。

Coccoは映画の中で、沖縄に住んでいる自分と同じ痛みを抱える人が
日本中に沢山いることを知ったというようなことを言っていた。

僕が実際生で観た青森のライブのシーンも出ていて、
少し懐かしく、とても説得力があるシーンではあったけど
それより、彼女が、沖縄のライブのMCで、青森でのことを語るシーンを観ていて
何か一貫している人だなあという印象を受けてしまった。

例えば、核のような、日本が背負ってしまった傷跡の犠牲になりながら
負けず生きる人々がいるということを
Coccoのツアーと是枝さんが作られた映画の中で、確実に感じることが出来た。
Coccoと是枝監督、また、映画やツアー関わられた沢山の方々に感謝したい。
(実際、是枝監督には直接お礼が言えたので良かったです!)

映画上映の前に是枝監督のご挨拶された際にも少しお話しされていましたが
この映画は観た人それぞれが自由に感じるべきものだと、観終わった後に思えた。

それと、Coccoが映画の中で話をしていた、印象深かったシーンがもう一つあって、
「太鼓とか民謡とか永年やっている人は技ではなくて味で勝負をしている」
(多分、言い回しや内容が若干違うと思うのですが・・・)
という風なことを言っていて、何か良い表現だなあと思った。

僕は荒吐やその他の仕事で、技ではなく味で勝負をしたいと思った。
(器用ではないので、技のあることが出来ないとも言う)

来年への具体的なアイディアは浮かんでいないけど
「味があるね!」と言われるお祭りになるように頑張っていきたい。

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